陸太郎の日記!

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コンチェルトノート感想&考察

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作品概要
タイトル コンチェルトノート
ブランド あっぷりけ
ジャンル 成長と絆を描く学園純愛ADV
発売時期 2008年10月
キャッチコピー 「一人じゃない……二人でも足りない……それは――みんなで描く絆の物語(コンチェルトノート)」

個人的評価
シナリオ 22 /30
キャラ 14/20
掛け合い 12/20
イラスト 10/10
舞台設定  9/10
システム  9 /10
総合評価 76点

おすすめ攻略順
和奏さんor白雪→星華先輩or小夜璃さん→莉都
莉都はTRUEみたいなものなんで最後推奨

プレイ時間 23時間
普段のフルプラのゲーム時間を考えるとちょい長めか

イラスト 
 ちょっと角ばってる絵とはいえ個人的にすごく好みな絵柄。正直、現在(2020年)のオダワラハコネさんの絵柄よりコンチェルトノート発売時期(2008年)の方が好き
 特にここの星華先輩のイラストがめっっっっちゃ良い!!
 今までやってきたエロゲのイラストでTOP5に入るぐらい好きf:id:kamenn1212:20200831160956j:image
 あとこの立ち絵のちょい照れてる顔もすこf:id:kamenn1212:20200831161017j:imageシナリオ感想
和奏√
 個人的に一番評価が低かったルート。
 ヒロインである和奏がソフト部に対して、もっと厳しく練習したほうがいいと思っているのにもかかわらず、部活をさぼってばっかりとかいうどっちつかずの姿勢をとっていたのがこのルートが評価が低い一番の点。
 そのせいでどっちに転んでも中途半端な結果になるため、多分見せ場であろう莉都&星華先輩とのソフト対決も緊張感まったくないただの茶番にしか思えなかった。
個人的には主人公に対してソフトボールの試合が実際にはあったのにもかかわらずないと嘘をついたところや、莉都に対して嫉妬のような劣等感を感じてたとかを膨らませてルートの軸にしたら面白いんじゃないかな?

白雪√
 南条との確執と東条家への反抗がメインのルート。
 勘違いから起こる友達との不和、自分を冷遇する実家への反抗と彼女の性格相まってか普通の学園ものらしい展開だった。

星華先輩√
 ある意味一番タマの不運の被害を被った先輩のルート
 星華先輩が暗いシーンでノート破ってたくだりの話が個人的に良かった
ヒロインを守るための主人公の向こう見ずな選択をするあたりなんか青春物っぽいと感じた

小夜璃さん√
 彼女のルートで印象的だったのは「相手のことを忘れてしまうくらい離れていたのなら、それは幼馴染ではなく、再会した旧友ですよ」のセリフ。莉都と主人公は双方とも忘れてなかったのに対して、小夜璃さんは莉都の昔話を聞いてようやく思い出し、主人公にいたっては小夜璃さんと顔を合わせても思い出せなかったのが一言で上手く表せてるなと
 あと、ほかのルートでは主人公とヒロインがくっついた後でもそこまで動じてなかった莉都が、このルートでは心を乱して苦悩する姿をみれたのが良かった

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莉都√f:id:kamenn1212:20200831161120j:image実質上のグランドルート
 山での遭難、莉都に対しての悪評、パラレルワールドなどどのエピソードも非常に緊張感がありハラハラしながら集中して読み進められた。
 莉都の立ち位置がヒロインではなく相棒みたいな感じなのもとても自分好みだった
 また莉都が冷酷になるENDで主人公が冷たくされても前の莉都を思い返すだけではなく、その莉都に対しても前の莉都と変わらずにちゃんと向き合う決意をしたのが個人的に好感が持てた

考察や疑問点
・クラウスの存在
 主人公と同じ4月下旬に転校してきて、男装女子疑惑がある彼がストーリーに関わってくるかと思ったけどそんなことはなかった。
 莉都ルートのパラレルワールド(男だけの月光館)で小夜璃さんや先生を捕まえたのにもかかわらず、次の依代である玉依の姫を差し出せと襲われていることからクラウスは女であることはほぼ確実
 神凪、鬼子などと狂乱した人々から言われていたためクラウスは神凪家の隠し子?もしくは昔、名凪家みたいに神凪家から独立した分家筋ではないだろうか?

・莉都ルートのパラレルワールドでの謎の死体
 莉都ルートのパラレルワールド(男だけの月光館)にて主人公たちが逃げてる途中に見つけた井戸の死体は一体誰だったのか。
 見慣れた制服と書かれてることから天都原学園の女生徒であろう。奥まった場所である井戸を知っている存在やわざわざ首を落とした描写がなされてることなどから神凪家が莉都を生贄に捧げたのかと最初は思ったが、その後に生贄を捧げたのにもかかわらず主人公たちが玉依の姫を引き渡せと襲われていることから違うように思えてきた
知ってたら教えて下さい🙏

総評
 中途半端に学園ものに伝奇を混ぜたので、自分たちが運がなくなって死ぬ可能性が高いのにもかかわらず、一部のルートでは幸運集めを学生生活の片手間でしかおこなおらず大きな不運も起こらなかったため緊張感に欠け、結局のところ幸運集め自体が茶番のようになってしまったのが大きなマイナス。
 逆に莉都ルートではしっかりと不運に見舞われ緊張感の中物語が進められたので面白く読めた。
 キャラ、ストーリーどれをとっても莉都ゲーでした。
f:id:kamenn1212:20200831161248j:image    このイラストの人選はよくわからん
 月光館に住んだことがある仲間ならクラウスと天野先生入れるべきだし、主要キャラなら寺内と上杉は入らないかなぁと。